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2014年5月31日 (土)

普通がイチバン

 今の日本、何においても、他との差別化が必要なのか、変わったものがもてはやされる。なのでちょっとあまのじゃくな(!?)私は、逆に「普通」をウリにしようと思っている。と言うより、世間の風潮とは関係なく、当初から、奇をてらわず正攻法で(つまり普通のやり方で)やっていたというのが実情なのだが。

 英語の勉強法においても、何か画期的なものがあると期待したくなるかもしれないが、やはりそれはないと思う。大体そんないいものがあるなら、すでにもっと世に定着しているはずだし、学校でも導入されているはずだ。自分の経験でも、特別画期的な勉強法はないと言える。むしろ邪念を捨て、普通の勉強に徹することが、英語力を高める一番の近道だ。

 あるテレビ番組で聞いた、「誰でもできることを、誰にもできないくらいやる」という言葉が頭に焼きついている。素晴らしい言葉だと思うが、成功の秘訣はまさにこうしたことで、特別なことをやるという訳ではないのだ。

 ただ「普通」というものは、真理をついている代わりに、初めて学ぶ者にはとっつきにくかったり、ひたすら普通を押し通すだけでは単調だったりするので、その人に応じた例を挙げながら説明をしたり、項目を絞って説明をしたり、時には本題を離れて、面白さや刺激を優先させて事を進めたりもする。でもそれらは、あくまでも普通を貫くための方便。王道から逸れないように注意を払う。

 上述のように、今は何かと差別化が求められる。塾とて例外ではなく、他塾と比べて、あるいは他教師と比べて、際立った個性をアピールしなければならないようだ。それならば私は、普通さをアピールする。私は1人でやっており、組織の意向や他教師の動向を意識しないでよいので、堂々と普通を主張できる。

 唯一、普通を求める生徒が誰もいなくなってしまったら、考え直さざるを得ないのだが、そうなったらそうなったで、その時に考えよう。いや、そうならないように、「普通」のよさを、少しでも多くの生徒に伝えるよう頑張ろう。

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