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2011年11月に作成された記事

2011年11月29日 (火)

情報過多時代の勉強

 先日、英語の問題集を見に、比較的大きな書店に行った。いつも思うことだが、とにかく本の種類が多い。英語の本だけでも、よくここまで種類があるなと驚く。教える側でさえ、迷うことがあるくらいだから、生徒は、どれを選んだらよいか、さぞ迷うことだろう。

 現在は情報過多と言われる時代。英語の本一つとっても、種類が非常に多く、学校、塾、ネット等では、様々な勉強法が語られる。このことは、生徒が勉強する際のメンタリティーに、少なからず影響を与えている気がする。

 実際、ここまで問題集の種類が多いと、素早くどんどん次に進んでいかなければいけないのではないか、というあせりを生じさせたり、本当に今使っている問題集でよいのだろうか、他にもっとよいものがあるのではないか、という疑念を生じさせたりする。勉強法にしても、これだけ色々な情報が入ってくると、今の勉強法でよいのかと、やはり疑いを持ってしまいそうだ。

 いずれにしても、そうした感覚は、一つの事に腰を据えてじっくり取り組む、という行為から遠ざける。その行為は、実力というものをつけるために、最も大事な要素だ。

 もちろん、大量のものに触れて慣れる、という勉強もあるが、それは既に持っている能力の運用力を高める作業にすぎない。持っている能力そのものを上げるには、何かに的を絞って、徹底的に反復する作業が必要だ。これは昔から言われていることだが、情報過多の現在は、そうしたことに向かいにくい環境だろう。情報を求めるだけでなく、情報を遮断するこも、今は必要なのかもしれない。

 大学入試においても、今の時代を反映して、英語の文章の長文化が著しい。でも、その処理能力は、大量の情報に触れることだけで、高まるとは言えないと思う。時には情報の的を絞って、何度も反復するなど、定着に主眼を置いた勉強をすることも必要だ。

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