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2011年7月 6日 (水)

これまでに出会ったすごい先生

 前回の記事に続いて、今度はすごい先生の話。
 以前私が勤めていたある予備校の数学の先生なのだが、その先生は、大学に入るまで、数学で解けない問題に出くわしたことがないと言う。
 中学の時に、すでに高校数学をマスターしてしまい、まだネットのない時代、書店に行って、店主にもっと難しい問題はないかと尋ねると、ある本を薦められたが、その本に載っている問題も、苦労なく解けてしまったとのこと。
 ちなみに、薦められた本とは「月刊 大学への数学」という参考書兼問題集。これは50年以上も前から出版されている、結構有名な本で(私も学生の頃からその本の存在は知っていた。私には無縁の本だったが・・・)、並の難問には飽き足らない人が、最高難度の問題と格闘するためのものだ。実際この本は、東大・京大等の最難関大学を目指す高校生だけでなく、大学生や大学院生、そして教師にも愛読されているらしい。
 そうした本の問題を、中学生が苦労なく解いたのは衝撃だが、当の本人は、もう取り組むべき難問はなくなってしまったのかと、その後悶々として過ごしていたとのこと。(そんな悶々があったとは)

 大学は当然のように、数学科へと進んだが、そんな先生も、大学ではようやく念願の(?)解けない問題に出くわしたと言う。初めての解けないという体験に、「やったー、解けねー」と、本当に嬉しく思ったそうだ。んー、凡人の私には全く考えられない世界!
 ちなみに、この先生は大学時代に、麻雀で勝つ方程式を生み出し(ツモをxとおくと言っていたような)、実生活でも大いに役立てていたらしい。

 自身がここまで出来てしまうと、得てして授業はわかりづらいということがあるが、この先生の授業は、面白い、わかりやすいと、評判だった。先生の頭の中にある凄い世界が、存分に生徒に伝わったのだろう。
 このような凄い能力には、憧れの念を持つが、問題を解けることが残念で、解けないことが嬉しいなどという話を聞くと、英語の、そう大したことのない問題でも、悩めてしまう私は幸せなのかもしれない・・・と思うことにしよう。

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