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2011年1月29日 (土)

力試しはすれど、力をつけさせない学校

 極端な言い方ではあるが、タイトルの通り、英語の力試しはするのだが、力をつけさせない学校の例を耳にした。その学校は、根本的な実力をつけるための地道な作業をあまり重視せず、模試やその他の試験を多く受けさせるなど、実戦練習を重視しているとのこと。
 もちろん、それによって、入試に向けた力をつけさせようとしているのだと思うが、残念ながら逆効果のような気がする。実際、その学校は、同レベルの他校と比べ、英語だけ出来が悪い、というデータもあるらしい。それは、無理からぬことだろう。だって、力試しに力を入れて、実力をつけさせることをしないのだから。
 そもそも試験というものは、力を試すためのもので、力をつけるためのものではない。もちろん試験にも、その時に持っている力の運用力を鍛えるという、勉強として役立つ面はあるが、持っている力そのもの(要するに実力)を上げることはできない。
 実力をつけるには、何度も繰り返し、発音を聴いたり、自ら読んだり、手を動かして書いたりして、単語や文法法則、そして基本例文などを、確実に頭に定着させるという、地道な作業が必要だ。
 そして、こうした作業である程度実力が積み重なった段階で、その運用力(実戦力)も試してみようか、というスタンスで、試験をしてみるのが、本来の勉強の流れではないだろうか。決して試験が主になってはいけない。
 上であげた学校は、授業においても、どこがポイントかという解説もあまりなく、とりあえず問題を解いてみようという感じで、ある意味授業も、試験のような形式になってしまっているようだ。言いかえれば、授業でも力試し、そして模試で力試し、なのだ。
 僭越ながら、この学校の状況の改善を願わずにはいられないし、英語の成績が振るわない人は、力試しはしていても、力をつけるためのことをしていないのではないか、ということを、ぜひ見直していただきたい。

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